基礎から始める中国語-文化編(春節)

中国でもっとも大きな年間行事の一つは春節です。春節は日本の新年と同じであり、新しい年を迎えることを祝います。



伝承によると、新年という怪物が現れるためにそれを迎えるともいわれています。では中国ではどのように春節を迎えるのでしょうか。大きな特色は一家団欒です。 どれほど遠くに住んでいようとも、必ず実家に集まります。 そして大晦日にあたる日から、新年の準備をします。 ごちそうは地方によって大きくことなりますが、北部では餃子が一般的です。



南部では煮物や炒め物などテーブルに並べきれないほどの料理を準備します。最近は家でつくることよりも、外食をすること方が好まれています。中国人の友人は春雪の時期にあるとよく家に招いてくれました。 確かに家庭の狭いキッチンで、時間をかけて料理をするのは大変なことです。 両親が年配であればなおのこと大きな負担になります。 大抵は一週間ほど続きますが、親せきや友人の家を訪ねて食事をして過ごしています。



こどもたちはお年玉をもらえるので大喜びです。 春節には各地で縁日が開催されますから、家で退屈していた人にとっては格好の気分転換になります。 春雪には玄関のドアの両脇に厄除けの札をはることも特色です。お札といっても大きくて長いものです。一年間守ってもらえることを願っています。このように春雪は中国人にとって欠かせない伝統行事の一つです。中国語を学ぶ上で文化について学ぶことは欠かせません。なぜなら言葉と文化は密接なつながりがあるからです。



単に日本語を中国語に置き換えるだけでは、本当の意味でのコミュニケーションができないでしょう。さらに学習者にとって一層勉強を興味深いものにします。日本にいながら中国の文化について触れるには、色々なイベントに参加することです。テレビやネットでは感じ取れないものがあるはずです。もちろん中国と一口にいっても広く、五十以上の民族から成り立っています。それぞれの地域の特徴もありますから一概には言えません。異文化を知ることで知らない世界を垣間見ることができます。

とにかく言語学習は習うより慣れろです。