学生の頃から日本史、世界史が好きだったので独学で中国の歴史や文化について偶に学習してます。
そして中国には、日本にはない独自の文化で清明節というのがある事を知りました。ネイミングに節と付いていたので、始めは日本の鬼や厄払いの節分の一種かなと考えましたが、全く違ってました。
清明節は、春分の日から15日後の中国の祝日の事をいい、中国ではその期間にお墓参りや宴会をして先祖を思い出しながら食事をする事を知りました。なんだか日本のお盆休みに似ているなと思って、中国人もちゃんと先祖を思いかえすんだと共感を覚えました。清明節の事を始めは、日本語読みでせいめいせつと読んでましたが、中国ではチンミンジェで、英語ではチンミンフェスティバルと言う事を後で知りました。
清明にもちゃんと語源があって、草木の芽生えなどの明るい生命力のあふれる季節で、清らかなイメージが春にあるので春の訪れを時期を祝日にした事に納得しました。
そして清明節には由来もあって、冷たいご飯を食べる日という事です。何故こんな事が由来になったのかなと調べてみたら、清明節が始まったとされる周や漢の時代の中国では、一切火を使わないで冷たいご飯を食べる風習が文化としてあって行われていたようです。
では何で冷たいご飯を食べる事が風習になったのかも気になって調べたら、さらにもっと昔の春秋時代に晋の文公を務めていた重耳が、自分の命令によって焼死してしまった忠臣を悼んでその日は死因が焼死だったので火を使ってご飯を炊いては行けないと命じたからだと知りました。
中国人は昔の習慣や文化をずっと守っているのだなと、それを知った時にはかなり驚きました。だけど良く冷たいご飯なんか食べてお祝いできるなと驚いて調べてみたら、かなり前から冷たいご飯ではなく、春を感じさせるヨモギの草餅の清明果で祝うようになったと知り納得しました。
とにかく言語学習は習うより慣れろです。
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