中国語の言語学習を進めるに当たって、見過ごすことのできないものは何と言っても、その国の文化を理解することだと思います。私が中国語の言語学習を始めた時も、単に言葉だけではなく、中国人の考え方や物の見方などを理解する上で文化を知ることは大いに役立ちました。
例えば、中国人にとって非常に大切な祝日の一つに国慶節がありますが、これは中国と台湾で祝われている祝日で、建国記念日という位置づけにあると考えることができます。私が中国語の言語学習を始めた頃に、国慶節の台湾と中国での違いとは一体何なのか、大変気になって調べてみたことがあります。
国慶節の台湾と中国での違いとして筆頭に挙げられるのは、日付の違いでしょう。台湾では10月10日、中国では10月1日に国慶節を祝います。このような日付の違いが生じている理由は、それぞれ記念するものが異なっているからです。台湾では共和制国家である中華民国の誕生を記念するのに対して、中国では中華人民共和国の建国を記念するためだということが分かりました。
このように国慶節は台湾人や中国人にとって非常に重要な祝日であるため、この日には式典や祝賀パレードが行われ、花火の打ち上げにより街は大変賑やかな雰囲気に包まれるのが特徴だと感じました。私が中国語の言語学習という目的で中国で生活していた数年間の期間中も、国慶節の時には中国の国旗が至る所に飾られ、国に対する国民の意識の強さを感じたものでした。
さらに興味深い点は、台湾の国慶節が10月10日の当日だけであるのに対して、中国では国慶節の時期は大型連休になるため、家族連れで旅行に出かける人が非常に多くなるという点です。連休の時期に旅行先として日本を選ぶ人も少なくなく、旅行ムードで盛り上がる、そんな時期となるのが印象的でした。このように中国人が大切にしている文化を理解するよう努力することによって、彼らが話す中国語という言語をより一層習得しやすくなったと感じています。
とにかく言語学習は習うより慣れろです。
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